三脚を選ぶ時のポイントとオススメの三脚

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4×5カメラ。今でも作品撮りでたまに使う。

カメラの機材で代表的な物といえば三脚が挙げられます。三脚は大事な機材の一つですが、物によっては10万円ほどもし、これまた高い買い物です。
今回はそんな三脚選びに失敗しないために、購入時にどんなことに気をつけるべきかについて書いていきます。

三脚はなぜ必要なの?

そもそもなぜ三脚が必要なのでしょうか?まずは三脚が必要とされるシチュエーションを紹介します。

風景の撮影

水平垂直が鉄則と言われる風景撮影には三脚が必需品です。手持ち撮影だとカメラがきちんと水平になっているのかわかりませんが、三脚につけていればしっかりと水平を取った上で撮影ができます。

もちろんあえて斜めにして不安定感を演出するといった表現方法もあるので、必ず水平を取らなくてはいけないというわけではありませんが、基本的には三脚で水平を撮った方が見る人に余計なことを考えさせない、気持ちのいい写真になります。

同じように建築写真の撮影でも三脚が必須になります。

夜景の撮影

シャッタースピードを落とさざるをえない夜景撮影の場合も三脚が必要になります。シャッタースピードを落とすということは当然手ぶれしやすくなるため、手持ちでは対応が難しくなります。そんな時にカメラを固定しておける三脚が大活躍します。

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集合写真

友達や家族同士での集合写真の時にも三脚が大活躍です。三脚がないと、誰かがカメラ係になって写れないということになりますが、三脚に付けてタイマー撮影にすれば全員写真に写ることができます。

集合写真も傾いてしまうと不安定なイメージになってしまうので、三脚に付けて水平をとることも大事です。

手を他に使いたい時

カメラを三脚につけるメリットは他にもあります。

例えば何かを撮影する時に光を遮りたい場合、または光を当てたい場合に、カメラで両手がふさがっていると対応ができません。しかし三脚をつけていれば右手でシャッターを押して左手にレフ板を持つなどの対応ができます。三脚は第三の手にもなるのです。

構図を固定したい時

三脚は構図を固定したい時にも使えます。例えば風景写真を撮る時に、同じ場所を朝と夕の変化を撮影したい場合は三脚を据えておけば構図がずれることなく撮影できます。

またブツ撮りの時なども、三脚を使って構図を固定しておけば前のカットと今のカットで何がどのように変化したのかなどの確認が取りやすくなります。

三脚の選び方

三脚は家電量販店やネット通販などどこでも購入できますが、何を基準に選べばいいのでしょうか?

三脚はなるべく重くて頑丈なものを選ぶ

どんな三脚が必要かは人にも寄りますが、個人的には重さと頑丈さを重視しています。

私は軽すぎる三脚は使わないようにしています。軽い三脚だと、ちょっと足が当たるだけですぐに構図がずれてしまったり、倒れてしまうなど、現場での使い勝手の良さと安全性に欠けるからです。

三脚は大事なカメラを支える役目があるわけですから、軽くて簡単に倒れてしまうようではいけません。
また、重量のある三脚はある程度の振動であれば吸収して手ぶれを防止してくれますが、軽い三脚を使っていると手ぶれの原因にもなります。

もちろんあんまりにも重い三脚は持ち運びに苦労しますので、あまり軽すぎないという点に気を配りましょう。

旅行に持っていくなど、フットワーク軽くいきたい場合には1〜2kgくらいの方がいいかもしれませんが、一眼レフをつけてしっかりと安定させて使いたいのであれば4kg前後くらいある三脚を用意したほうが撮影時に安心して使えるので、個人的にはなるべく重めのものをお勧めします。

また、三脚は足が曲がってしまうと収納できなくなってしまったり安定性が損なわれてしまうなどの危険もあるため、頑丈でないといけません。足が細すぎないものや、ちょっとやそっとじゃ壊れないような頑丈な三脚を選びましょう。

耐荷重

三脚には、それぞれの耐荷重が決まっており、それを超えたカメラを装着すると手ぶれの原因につながってしまうため、自分のカメラと三脚との相性にも注意する必要がります。

例えばミラーレスなどのコンパクトで軽量のカメラをお持ちであれば、耐荷重600gもあれば十分なものも多いかと思いますが、一方で一眼レフを使う場合には最低でも2kg、物によっては10kg以上のものが必要になります。

三脚で言うところの耐荷重は、カメラ本体の重量のことではなく、カメラ本体とレンズの重さを足した重量のことを指します。
そのため、超望遠レンズを使うつもりの方などはより耐荷重量の大きい三脚を準備する必要があります。

三脚を購入する際には、普段自分が使うボディとレンズの合計重量がいくつになるのかを把握しておくといいですね。

三脚の素材、アルミかカーボンか

三脚の素材にはいろいろありまして、アルミ、カーボン、木製などがあります。ただ木製の三脚も最近はほとんど目にすることもありませんし、あってもわざわざそれを買うという人もあまりいないと思うので、基本的にはアルミとカーボンの二種類で検討することになります。

アルミかカーボンかどちらを買うか多くの人が迷います。アルミとカーボンにはそれぞれメリットデメリットがあり、どちらを選ぶかはその人次第です。

アルミ

アルミの特徴は重いということです。上でも書いたように、三脚は重い方が安定性が増しますし、外的要因で衝撃があった時でも倒れにくいです。
しかしその重さがデメリットにもなり、持ち運びには苦労します。
またアルミはその素材の特性から、冬などにはとても冷たくなりやすく素手で持つにはちょっと辛いものがあります。

カーボン

一方でカーボン素材はアルミのマイナス面を見事にカバーします。

カーボン素材はアルミと同等レベルの硬度を持つにも関わらず、アルミよりも軽くなります。また冬でもアルミのように冷たくなりにくく、持ち運びに便利です。
さらに振動吸収度がアルミよりも高いため、シャッターの振動などでのブレが起きにくいのが特徴です。

じゃあカーボン素材の方がいいじゃん!って思うかもしれませんが、ここも一長一短。
カーボン素材の三脚はお値段がとても高く、物によってはアルミの三脚の倍くらいする場合もあります。

重い三脚の方が安心とはいえ、女性や高齢者の方々は少しでも軽いカーボン素材のものがオススメになりますが、そこはお財布との相談になりそうです。

雲台部分

雲台部分も物によって違います。例えば三脚と一体型のものであったり、雲台が別売りのものであったり、また雲台が自由雲台なのかはたまたパン棒のようなハンドル付きなのか…

個人的には自由雲台タイプのものはあまりオススメしていません。というのも、自由雲台はその名の通り自由自在に様々な角度にカメラを傾けることがメリットですが、ちょっとだけ角度を変えたいだけなのに少し緩めるだけでガクッと傾き、慣れるまで細かい調整がしづらいです。

しかも水平垂直が取りづらいため、三脚が必要な風景撮影などには使いにくいです。

できればハンドル付きの三脚を検討することをオススメします。

またカメラの装着部分も雲台にそのまま装着するタイプと、ホットシュータイプがあります。
これに関しては自分が使いやすい方を使えばいいと思います。私はどちらのタイプの三脚も持っていますが、どちらも使いやすく重宝しています。

ホットシュー部分をカメラにつけておけば、スピーディーに三脚に装着できる。

ホットシュー部分をカメラにつけておけば、スピーディーに三脚に装着できる。

ホットシューの裏面。このようにネジ式になっているものがオススメ。

ホットシューの裏面。このようにネジ式になっているものがオススメ。

オススメの三脚

一眼レフを使う人向け


HUSKY ハスキー3段 1003 雲台一体型三脚


ハスキーの三段式三脚はカメラ学校に入学すると買わされたという記憶のある方も多いかともいますが、これからカメラを始める人にとっても、すでにプロとして活躍している人にとってもかなり使える三脚です。

実は私も初めて買った三脚がこれですが、未だに現役で使っています。余計な機能がついていなくて「これぞ三脚!」といった感じのシンプルで操作性に優れた三脚です。

難点をあげるとすれば、アルミ素材のため冬の季節はめちゃくちゃ冷たくなることくらいでしょうか…笑
あまり冷たい時にはウレタングリップなどが市販で売られているので、そちらを装着すると冷たさをカバーできます。

ちなみにこれの四段式もあり、プロの方で四段式を持っている方も多くいらっしゃいます。

GITZO 三脚 マウンテニア 2型 カーボン 3段 GT2532

こちらもプロ御用達機材、GIZTOです。

この三脚のいいところは、カーボン素材を使用しているため、超頑丈なのに軽量で、耐荷重21kgまで耐えられるというその安定性にあります。脚を最大限に伸ばしても弛まない脚の強さにはとても安心感があります。

さらに低いものを撮りたい時も、脚のロックを外せば一段目よりもさらに定位置からの撮影が可能であったり、分解して付属の部品と組み合わせれば俯瞰撮影もできるようになるなど、その機能性も抜群です。

ただ気になることといえばやはりお値段、、

こちら三脚の脚部分だけで8万円以上、さらに実際に使うにはこれとは別途で雲台も購入しなくてはいけません。

GITZO 3Way雲台 ロープロファイル 2型 鋳造マグネシウム G2270M

そうなるとこれを購入するには10万以上必要になってきます。うーん、これを気軽に買える人、羨ましいです笑

Manfrotto ギア雲台 ギア付きジュニア雲台 アルミニウム製 410

ここで紹介したいのは三脚というよりも雲台部分。この雲台はブツ撮りや料理の撮影などをする人にオススメです。
普通の三脚であればパン棒を回転させることで前後左右の傾きを調整しますが、この雲台ではパン棒ではなくギアで傾きの調整を行います。

パン棒ではほんの少しだけ角度を変えようと思っても、思わず大きくずれてしまったりすることはよくあります。
しかしこのギアはかなり微妙な角度の調整が可能になり、ブツ撮りや料理など微妙なアングル調整が必要になる撮影にはもってこいです。

ただ微妙な調整は可能になりますが、逆にポートレートなど一気に角度を変えたい時にはあまり向いていないので用途によっては使いにくい場合もあります。

旅行などフットワーク軽く行きたい人向け

上で書いてきた三脚は性能はとてもいいですが、旅行や登山などに持ち歩くには大変ですよね。しかもミラーレスくらいの小さい機種であればそこまで重い三脚を持っていく必要もありません。

ここからはフットワーク軽く行きたい人向けの三脚です。

SLIK 三脚 スプリント PRO II 3WAY BK N 4段 旅行用三脚 106518

旅行用三脚の定番?SLIKの三脚です!実は私も使っていますが、かなり軽くて使いやすい三脚です。アルミ素材ですが、デフォでウレタングリップがついているので、冬でも持ち歩きに便利です。

かなりコンパクトな割には全高162cmとそこそこの高さまであげられるのもこの三脚のメリットの一つです。

ただ耐荷重は2キロまでなので一眼レフ使用の場合は望遠レンズなどはつけられませんし、軽いぶん足が細いためあまり高くすると安定感を失いますので注意が必要です。

Velbon 三脚 ウルトラロック ULTREK UT-43Q 6段 小型 自由雲台付 コマ止め方式 クイックシュー対応 324740

ベルボンの折りたたみ式三脚も定番の一つです。見てわかるようにかなりコンパクトに収納でき、リュックの中などにも入れて持ち歩けます。
ただSLIK同様、脚を伸ばした状態で撮影するとなると少し安定感を失うようですので注意が必要です。

こちらの雲台は自由雲台になっていますが、取り外して別売りの雲台に変更することも可能です。

マラこの商品の名前にもなっているウルトラロックという機能が売りになっていて、脚の先端部分をひねるだけで前段の脚をロックでき、素早いセッティングが可能になる点なども魅力です。

Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段 ボール雲台キット MKBFRA4-BH

これまで二つの三脚よりももう少ししっかりとしたタイプのマンフロットの三脚です。その分重さも若干上がりますが、耐荷重4kgと一眼レフでも十分使用可能なレベルです。

とはいえコンパクト三脚の部類になりますので、脚を全開の状態では脚のしなりが出るということを想定しておいた方がいいでしょう。

こちらもベルボンの三脚と同様の折りたたみ式の三脚で、雲台は自由雲台になります。自由雲台の方がコンパクトになるので、どうしてもコンパクト三脚は自由雲台を搭載したものが多くなりがちです。

スマホ向け超コンパクト三脚

最近ではカメラはスマホだけ!という方も多く、スマホ向けの三脚の需要も増えるとともに、そのラインナップも充実しています。

Manfrotto ミニ三脚 PIXI Smart スマートフォンアダプターキット MKPIXICLAMP-BK

ミニ三脚の中でも比較的安価でしかもおしゃれなデザインが特徴的なマンフロット。軽くてコンパクトにまとまるので持ち運びには便利ですし、脚もかなり開くので、超ローアングルの撮影も可能です。

JOBY スマートフォン用スタンド グリップタイト ゴリラポッド スタンド チャコール 012564

いわゆるゴリラポッドと呼ばれるタイプのスタンドです。こちらのいいところは足が自由な形に変形するので、柱や棒に取り付けられるなど普通の三脚では置けない場所にも設置して撮影ができるという点です。

Bluetooth自撮り棒 BlitzWolf 三脚&分離可能なワイヤレスリモコンシャッター付き アルミニウム合金 デュアル360度回転 約68cmまで拡張可能 日本語説明書付き Iphone 7/7 plus/6/6s/Android Samsung Galaxy/SONY/HTC/LG/Huaweiなどの3.5-6インチのスマホに対応

三脚としても自撮り棒としても使える優れもの!Bluetooth接続でシャッターも切れるので、三脚にセットしてリモコンシャッター的に使うこともできます。

自分の用途に合った三脚を選ぼう!

これまで紹介してきたように、三脚といっても様々です。軽いミラーレスカメラしか持っていないのにわざわざ重くて機動力に欠ける三脚を買っても使いづらいですし、一眼レフを使うのにスマホで使うような小さな三脚を買っても危なくなるだけです。

まずはご自身の持っている機材と合う三脚がどのタイプなのかを認識した上で検討してみましょう。

三脚の正しい使い方や収納方法についても書いているので、よろしければこちらも合わせてご覧ください!

知らなきゃ危ない!三脚の正しい使い方と収納方法。

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