ポートレート撮影はレンズと光の選択がモノを言う!

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ポートレート撮影の基本

写真好き多くの人が通る道、ポートレート撮影。ひとえにポートレート撮影と言えども、撮り方によって被写体の見え方は大きく変わります。
今日はそんなポートレート撮影の基礎中の基礎とも言えるレンズと光の選び方、その他にも気をつけるべきことなどについて書いていきます。

レンズの選び方

よくポートレート撮影には望遠レンズが適していると言われますが、半分あっていますが半分は間違いです。ではどんなシチュエーションでどんなレンズを選ぶのがいいのでしょうか?

寄りの絵を撮りたいときは望遠レンズ

望遠レンズがポートレートに適していると言われるのには、もちろんちゃんとした理由があります。
まずは下の写真をみてください。

左が100mm、右が24mmで撮影。どちらもF6.3。

左が100mm、右が24mmで撮影。どちらもF6.3。

左が100mmで撮影した写真で、右が24mmで撮影したものです。画角は若干違いますが、ほぼ同じになるようにして撮影しました。見てわかるように、24mmで撮影した写真はモデルさんの顔が歪んでしまっています。

レンズには広角になればなるほど写真が歪み、望遠になると歪みが少なくなるという特性があります。
ポートレートには望遠レンズが向いていると言われるのは、このように寄りの写真を撮るときにモデルの顔が歪んでしまうという理由があるからです。

またその他にもポートレート撮影では、背景がボケている方が被写体が浮きだって見えるためボケが作り易いという観点からも望遠レンズの方が好んで使われる傾向があります。上の写真を見比べても、同じF6.3で撮影していても24mmよりも100mmの方がボケているのがわかると思います。

みんながオススメする85mm

ポートレートには85mmが最も適しているとよく言われます。
85mmは中望遠レンズに当たり、当然ボケ感も出し易いレンズになります。
また50mmレンズが人の目に最も近い画角と言われる一方で、85mmはそこから少し違った世界を撮影できるため、絵の見え方が人の目に気持ちよく適しているという話を聞いたことがあります。

背景を生かした写真を撮るには広角レンズ

ポートレート写真を撮るときに、経験の浅い人たちはどうしても寄りの写真ばかりを撮りがちです。

しかし、写真には人物だけでなくその人物のいるシチュエーションを写してあげた方が良くなる場合がたくさんあります。むしろ、個人的には引き絵の方が圧倒的に好きです。なぜなら、引き絵の方がどこをどんな画角で切り取るのかなどの作家性が出るからです。

引き絵で撮影することで、自然の中で舞う自由な女性を表現できた。

引き絵で撮影することで、自然の中で舞う自由な女性を表現できた。

ポートレート撮影の時は望遠レンズばかりでなく、広角レンズを使って引き絵の写真も撮ってみると表現力が上がるので、どんどん挑戦してみてください。

ポートレート撮影には背景も意識する

ポートレートの基本として、背景にも気をつけることが大切です。例えば被写体の頭部に電線や棒が写っていると、頭に棒が刺さっているように見えるので、避けるようにしましょう。

後ろの柱が頭に突き刺さっている。

後ろの柱が頭に突き刺さっている。

その他にも場合にもよるのですが、背景はなるべく抜けのあるところの方がすっきり見えていいですね。

光を意識して撮影する

写真を撮影する上で、ポートレートに限らず全てにおいて光の選択が最も大事です。

ポートレート撮影には逆光・半逆光

ポートレート撮影では逆光と半逆光が最もよく使われます。逆光で撮影すると顔が暗く落ちてしまいますが、ハイキーにコントロールして撮影することで逆にふんわりとした写真に仕上がります。
ポートレート撮影の基本
半逆光で撮影する場合、顔の輪郭にハイライトがくるため写真に立体感を出してくれるとともに、光が回ってこれまたふんわりとした写真になります。

ポートレート撮影の基本

ポートレート撮影には曇りがベスト

撮影時の天気の選択も光の選択の一つと言えます。

ポートレート撮影するにあたってピーカンの晴れよりも、曇りの方が適しています。なぜならピーカン照りで撮影しようとすると、どうしても顔や服などに影が出やすいとともに、その影と光のあたっている部分の明暗差が強すぎてどぎつい写真になってしまい美しくないからです。

一方で曇りの日であれば、雲が天然のデフューザー代わりになって光が被写体に回りやすく写真が撮りやすくなります。
ポートレート撮影をするときにはなるべく曇りの日を狙って撮影してみましょう。

モデルさんとのコミュニケーションも大切に

上で書いてきたように、ポートレート撮影にはレンズや光の選択が最も大事な要素になりますが、もっと基本的なことを言えばモデルさんとのコミュニケーションがとても大切です。プロのモデルさんならいざ知らず、カメラマンが無限で撮影していてもうまく動けない人が大半でしょう。ちゃんとカメラマンが指示を出してあげたり、逐一褒めてあげるなどのコミュニケーションをとって、モデルさんの緊張をほぐしてあげたり気分を上げて上げることがとても大事になります。ポートレート撮影はカメラマンとモデルさんとの共同作業であることを忘れないようにしてください。

また暑い夏や寒い冬などには、モデルさんの体調管理もしっかりしてあげましょう!

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