写真の光の捉え方。順光、逆光など5つの光を使い分ける。

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ハイキーに設定して撮影

写真が上達するには、光を意識することがとても大事になります。光の当たり方一つで、写真のイメージは大きく変わりますし、それをコントロールできるようになると表現力がグッと増してきます。今日はカメラの基本である、光の基礎部分について書いていきます。

光は大きく三つに分けられる

一概に光と言えど、その当たり方によって性質が大きく変わってきます。まずは下の図を見てください。

ライティング

光は被写体に当たる向きによって、それぞれ順光、サイド光、逆光の三つに大きく分けられます。

物の正体をはっきりと見せる順光

順光はカメラ側から見て、被写体の正面側から当たる光のことを指します。順光は被写体に影が出にくく、色が出やすいという特徴があります。物の正体をはっきりと見せたい場合にもっとも使いやすい光で、初心者でも扱いやすいと同時に、表現するという意味ではうまく扱わないと立体感がなく、美しくない写真になりやすい難しい光でもあります。

建築、風景、証明写真、集合写真など、やはり被写体をはっきりと見せたい場合に用いられることが多いです。

サイド光は物の立体感を出す

サイド光はその名の通り、被写体の側面に当たる光のことを指します。サイド光は被写体の片側だけに光が当たるため、物の立体感を表現するのに役立ちます。ブツ撮りの時などは、物の形を伝えることが重要なのでサイド光はよく用いられます。

サイド光はポートレート撮影でも用いられます。順光で顔全体に光を当てるよりも、サイド気味から光を当てた方が顔半分に影が出てかっこいい写真を撮ることができます。一方で陰影が強く出るために、顔のシワが目立ちやすくなるので、女性の撮影の時は避けるなど被写体を選んで使う必要があります。

表現力を高めるのに最も重要な逆光

逆光については皆さんご存知だと思いますが、被写体の後方から当たる光のことを指します。逆光になると、当然被写体が影になり暗くなってしまうため、一般的に避けられる傾向にあります。しかし逆光は写真表現において最も大事と言ってもいいほど重要な光です。

近年流行りの女子カメラでも逆光は多く使われており、逆光をあえて使うことで表現できる写真もたくさんあります。(詳しくは過去記事を参照してください。)逆光は露出補正でオーバー気味に設定することで柔らかい写真に仕上げることができますが、それをコントロールするには勉強と練習が少し必要です。

逆光は人物撮影はもちろんブツ撮りでも多く用いられ、物の輪郭を表現するのに適している他、写真にドラマチックさをもたらしてくれます。また料理の撮影でもシズル感を出すために逆光は重宝されていて、物の質感を表現するのにも適しています。

三つの光を理解した上で、半逆光と斜光を狙う

しかしこれら三つの光にはそれぞれ問題点をはらみます。順光は立体感がなく、サイド光は陰影が強すぎ、逆光は後ろと正面の明暗差が強くなりすぎると言った点です。ここで大事なのが半逆光と斜光を狙うということです。

半逆光は逆光とサイド光の間

半逆光とは逆光とサイド光の間の光のことを指します。半逆光で当てることで被写体の正面側にも光が多少回りこむため、後ろと正面の明暗差を抑えることができます。

先ほど料理も逆光で撮影すると書きましたが、正確には半逆光で撮影することが多いです。完全に逆光で当てると料理のシズル感は表現できても、正面部分が影で潰れてしまいスミっぽくなってしまうため、美味しそうに見えなくなるのです。

料理を美味しく撮る方法

人物撮影でも半逆光は使いやすく、髪の毛にハイライトが出つつ、顔にも光が回るのでふんわりとした写真になりやすいです。日中などの陽が高い時間帯よりも、少し陽が傾き出した西日気味の時間帯の方がうまく撮りやすいですね。

半逆光で撮影するときは、光が回るとはいえ正面は多少影で暗くなるので、+2くらい露出補正してあげましょう。

斜光は順光とサイド光の間

斜光は半逆光の反対で、順光とサイド光の間の光のことを指します。順光の被写体の描写力と、サイド光の立体感が合わさり、陰影の強過ぎない立体感のある写真になります。洋服の色や形をしっかり出す必要のあるファッションポートレートでもしょっちゅう使われますし、ビジネス用のプロフィール写真やブツ撮りでもよく使われます。

半逆光でも言えることですが、どうしても影が強く出るときは影側にレフ板を当てて明るくしてあげましょう。

光を見ながら写真撮影をしてみよう

ここまで光について説明してきましたが、実際に撮影してみないとその性質は理解できないと思います。撮影するときに一つの角度から撮影するのではなく、自分の足を動かしていろいろな向きから撮影してみましょう。どの被写体にどのような光が当たると美しいのかが、頭だけでなく感覚で理解できるようになりますよ。

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