どっちがいいの?レンズ内手振れ補正とボディ内手ブレ補正の違い。

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手振れ補正。レンズ内とボディ内の違いについて。

カメラを選ぶポイントの一つに手ブレ補正の有無が挙げられます。やはり手ブレ補正が付いているカメラよりもあるカメラの方が良いに違いません。しかし最近では手ブレ補正にもレンズ内手ブレ補正とボディ内手ブレ補正の二種類があり、どっちを選べばいいのか分かりませんよね。今回はその手ブレ補正の違いに触れていきたいと思います。

そもそも手ブレ補正とはなんだろう?

手ブレ補正とはその名の通り、写真を撮る時に起きてしまう手ブレを補正してくれる機能のことです。しかし、手ブレ補正機能が付いていれば絶対に手ブレしないということではなく、ある程度の手ブレは補正してくれるというものです。ですので、スローシャッターの時はなんだかんだ三脚などカメラを固定する必要があります。
手ブレ補正がどれくらい補正してくれるのかというと、だいたい三段くらい補正されると言われています。三段というのは、例えばシャッタースピード1/60で撮影したとしても1/250で撮影した程度の手ブレに補正してくれるということになります。最近では五段も補正していくれるもの出てきています。

レンズ内手ブレ補正とボディ内手ブレ補正の違い。

レンズ内とボディ内の違いはその名の通り、手ブレ補正をレンズ内でするかボディ内でするかによって分けられ、それぞれに特徴があります。

レンズ内補正

レンズ内手振れ補正では、縦軸と横軸の動きを補正してくれます。
レンズ内で手ブレが補正された状態でファインダーに映像が投影されるため、ファインダー内の像面が安定していて撮影しやすいというメリットがあります。
ただし全てのレンズに手ブレ補正が付いているわけではなく、一部の高機種レンズにしか手振れ補正は付いていないため、コスト的にはシビアになります。

ボディ内手ブレ補正

ボディ内手ブレ補正では機種によりますが、最近では5軸手ブレ補正がスタンダードになってきていますね。5軸というのは縦横軸に加え、縦横回転とx軸回転の5方向のブレに対応しており、レンズ内補正よりも多方向のブレに強くなります。デメリットとしては、ボディ内で補正するため、手ブレ補正がされていない状態の画がファインダーや液晶に投影されます。そのため像面が安定せず、いざ撮影してみると「思っていたのと少し違う…」ということにもなることもあります。最近では像面が安定して見えるカメラもソニーやオリンパスから出てきていますので、像面を安定した状態で撮影したい方は、そのカメラを選ぶと良いでしょう。

またボディ内補正の場合はすでにボディに補正機能が搭載されているので、レンズに手ブレ補正機能が入っていなくても大丈夫です。そのためいちいち高いレンズを購入しなくて済むため、コスパは良くなります。

レンズ内とボディ内、どっちを選ぶべき?

では、結局レンズ内とボディ内はどちらが優れているのでしょうか?実際のところどちらも補正機能としてはさほど変わらないというのが正直な所で、どちらも3〜5段の補正をしてくれます(補正レベルは機種によります)。

しかし望遠レンズレンズ内補正が向いています。
望遠レンズの場合、カメラ側が1度ズレただけでも被写体側では数センチのズレにつながります。そうなると像面が安定しないボディ内補正では思い通りのフレーミングが難しくなり、レンズ内補正の方が撮影しやすくなります。
またレンズごとに手ブレ補正を設計しているので、それぞれの焦点距離でも最適な手ブレ補正を実現できているという点でも優れています。

一方で動画撮影の際にはボディ内5軸手振れ補正が圧倒的的な強さを誇ります。特に最近Panasonicから発表されたGH5は、これまでスタビラザーがないと表現できなかったブレのない滑らかな映像を、手持ちでも表現できる手振れ補正技術を見せつけてくれました!動画というのは基本的に動きながら撮る、動いているものを撮るということが前提となりますが、CanonやNikonの一眼ムービーは動画の手ブレがひどく、レンズ内補正での限界を感じます。動画をメインに使う方はGH5本当にオススメです。

Panasonic GH5

以上のことをまとめると、スチールでの補正機能としての優劣はさほどありませんが、動画の場合はボディ内の方が強いというのが現状になります。

どのカメラメーカーを選ぶかによって手ブレ補正は違う。

手ブレ補正の機構は、実はカメラメーカーによって違います。ですから、どのカメラを買ったかによって、使える手ブレ補正は決まってしまします。
例えばCanonとNikonの場合はレンズ内手ブレ補正しかありません。しかもその手ブレ補正も高級機のレンズにしかないので、初心者にはなかなか手が出しづらいものです。
一方オリンパスの最近のカメラは全部ボディ内手ブレ補正対応しています。なので、最初にオリンパスのカメラを購入しておけば手ブレ補正の有無に悩む必要はなく、レンズも高価にはならないためコスト面でもメリットがあります。

パナソニックは他のミラーレスメーカーよりも、補正対応のレンズのラインナップが多く揃えられています。またレンズだけでなくボディ内手ブレ補正対応のカメラも販売しているので、レンズとボディ両方の手ブレ補正を組み合わせたデュアルブル補正が可能になります。手振れ補正という意味では当然、レンズだけやボディだけよりも補正される範囲が広くなるため、この組み合わせが現状では最高品質になります。

参考:Lumix GX7 MarkⅡ 

綾瀬はるかがCMやっているやつですね。結構いい値段しますが、とても良いカメラだと思います。
ソニーでも同じように手振れ補正対応のレンズとボディが存在します。しかしどちらも高級機にしかラインナップがないため、お財布的にはなかなか厳しく考えものです。

CanonやNikonの手振れ補正付きレンズの見分け方

上でも書きましたが、CanonやNikonではレンズ内手振れ補正しか対応していません。しかしいざ手振れ補正レンズを購入しようとしても、初心者にはどれが手振れ補正付きなのかが見分けがつきませんよね?でも大丈夫です。ある記号があるかないかを見るだけで、手振れ補正対応かそうでないかが見分けられますので参考にしてください。

レンズにはどんなスペックなのかを見分けるための様々な記号が表記されています。手振れ補正にももちろん記号があり、Canonの場合はIS、USM、STM、Nikonの場合はVRと表記されます。この辺りの記号が記載されているレンズであれば手振れ補正は対応しているので、気になっている方はこれらの記号に注目して選びましょう。

手ブレ補正。レンズ内補正とボディ内補正の違い。

手ブレ補正も良いけど、まずは基本の構え方から

ここまで手ブレ補正の機能について書いてきましたが、写真撮影において実際そんなに手振れ補正機能は重要でしょうか?プロが使っている一眼レフのレンズでも、単焦点レンズなどは手振れ補正が付いていないものも多くあります。実際、手ブレしないために一番大事なのは、カメラの基本である構え方です。しっかりと脇を締めてカメラを構える。それだけで多くの手ブレは抑えられます。逆に手振れ補正機能に頼ってばかりだと、手ブレしなくてもいいシーンでも手ブレしてしまうことになってしまいます。

手ブレを防ぐには、しっかりと脇を締めて構えることが一番。

手ブレを防ぐには、しっかりと脇を締めて構えることが一番。


無駄に高いお金を払って手振れ補正付きのレンズを買うよりも、まずは基本をしっかりマスターした上で、本当に必要性を感じるようであれば購入を検討する程度に考えておくといいと思います。
何度も言いますが、結局は基本が一番です。

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