レンズの焦点距離って何?写真の画角に関わる大事な話。

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広角レンズで撮影。

広角レンズで撮影。

レンズを選ぶ際に必ず見るべき項目として、焦点距離というものがあります。今回は、焦点距離とは何なのか?写真の出来にどう関わってくるのか?をまとめていきます。

レンズを見れば焦点距離がわかる。

よく写真談義をしていると、「何ミリのレンズ使ってる?」と聞かれることがあると思います。この「何ミリ」の部分が焦点距離を表しています。「どうしよう…何のことか分かんない、、」と思っているそこのあなた。大丈夫です。答えはレンズに書いてあります。下記の画像の、24-105mmと書いてある部分がレンズの焦点距離を表しているのです。

緑の輪で囲まれている部分が焦点距離。このレンズの場合は24-105mm。

緑の輪で囲まれている部分が焦点距離。このレンズの場合は24-105mm。

この表記ですが、上の24-105mmのように2つ数字が書いてあるものと、1つしか書いていないものがありますが、2つ書いてあるものがズームレンズ、1つしかないものが単焦点レンズと言います。ズームレンズは自分が動かなくても、レンズでズームすれば被写体に寄って撮影できるのに対し、単焦点レンズではズーム機能がないため、自分が足を動かして被写体に近づかなくては寄りの写真は撮れないという違いがあります。

写真は50mmの単焦点レンズ

写真は50mmの単焦点レンズ

焦点距離とは、レンズからイメージセンサー(撮像素子)までの距離のこと。

焦点距離とは、ピントが合った時のレンズからイメージセンサー(撮像素子)までの距離のことを指します。はて?文章だけ読んでもいまいちよく分かりませんね。これは実際に見た方が早いと思いますので、下の画像をご覧ください。

虫眼鏡のように、レンズをかざすと、天井の映像が映し出されている。

虫眼鏡のように、レンズを通して、天井の映像が映し出されている。

レンズを壁から離したり近づけたりしていると、画像が結像する瞬間があります。そこがこのレンズの焦点。そしてその時のレンズから壁までの距離のことを焦点距離と呼ぶのです。

画角って何?焦点距離で写真が変わる!

レンズは焦点距離によって、大きく以下の3つに分類することができます。まず一つが広角、次に標準、そして望遠です。フルサイズカメラの場合、焦点距離の〜35mmくらいまでが広角で、50mmを標準、100mm以上のものが望遠にあたり、それぞれの焦点距離によって画角が変わってきます。画角とは簡単に言うと、写真を撮影できる範囲のことを言い、焦点距離はその画角に大きく影響します。(カメラのセンサーサイズによってどの焦点距離が広角になるか、または望遠になるかは変わります。)
焦点距離の短い広角レンズを使った場合は画角が広くなり、焦点距離の長い望遠レンズを使った場合は画角が狭くなります。

文字だけで見ていても分かりにくいので、実際の写真を使って見てみましょう。
画角の変化が分かりやすいように、三脚を立てて同じ位置から同じ被写体を撮影しました。
まずは広角レンズを使った場合です。

24mm

24mm

広角レンズを使って撮影すると、かなり広い範囲の写真を撮ることができました。
次は50mmの標準レンズを使ってみましょう。

50mm

50mm

先ほどの広角レンズよりも上下左右が狭まりましたが、遠くのビルが先ほどより大きく見えるようになりました。50mmは人間の目で見た画角とほぼ同じように見えることから、標準レンズと呼ばれます。
次に望遠レンズを使って100mmで撮ってみましょう。

100mm

100mm

最初に比べてかなりアップで撮影することができました。遠くに見えていた公園の木々が大きく見えます。
最後に200mmの場合も見てみましょう。

200mm

200mm

かなりアップの写真になりました。広角レンズの時は全く目に留まらなかった、赤い看板すらもはっきり認識できるほどです。その代わり周りの町並みはほとんど映らないほど、画角は狭くなってしまいました。

焦点距離はどの長さが絶対に正しいということはありませんが、シチュエーションに応じて適切なレンズを選ばなくてはいけません。例えば、風景の写真を撮る場合はなるべく広く風景を映したいので広角が向いています。また、スポーツや野鳥などの被写体に近づいて撮れない場合などは望遠レンズがなくては撮影できません。このように、撮影にはその時々に応じた焦点距離のレンズが必要になってくるのです。

なぜ焦点距離によって画角が変わるの?

では、なぜ焦点距離によって画角が変化するのでしょうか?まずは感覚的に分かりやすいように、焦点距離と画角の関係性を、図を用いて見てみましょう。
ある被写体を焦点距離24mmのレンズで撮影した場合、画角は以下のようになります。

レンズの焦点距離って何?

図の線がクロスしている部分がレンズの位置になります。
(※先ほどから画角は写真の写る範囲のことだと説明してきましたが、正確には画像の映せる範囲を角度で表したものが画角になります。)
では、今度は焦点距離を100ミリに変えてみるとどうなるでしょうか?

レンズの焦点距離って何?

焦点距離が長くなった分、被写体の写る画角が小さくなりましたね。
このように焦点距離が短くなれば短くなるほど、レンズの位置はイメージセンサーに近くなり、写る範囲は広くなります。逆にレンズがイメージセンサーから遠くなればなるほど、写る範囲は狭くなっていくのです。※上の図は分かりやすく簡略化して書いたものですので、長さや画角は正確な数値のもとに書いたものではありません。

あなたに合ったレンズはどれ?

何となくレンズの焦点距離と画角の関係が分かりましたでしょうか?初めのうちは数字だけ見てもよく分からないかも知れませんが、いろいろレンズを使っているうちに焦点距離の数値を見ただけで、どんな画角で写真が撮れるかが分かるようになってきます。また逆も然りで、写真を見ただけでこれは何ミリのレンズで撮っているんじゃなかろうか?と予測をつけられるようにもなってきます。そこまでいけば、写真を撮るだけでなく、見ることも更に面白くなってきますよ!

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