
みなさん、秋といえば何を思い浮かべますか?
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋…いろいろありますが、秋といえばやっぱり写真の秋でしょう!!
秋は紅葉シーズン、うだるような暑さも終わり、まだ本格的な寒気も来ていない、気候的にも写真を撮るにはもってこいの季節です。
今回は紅葉を撮影する上でのちょっとしたテクニックを学んで、インスタ映えする紅葉写真を撮りましょう!
逆光で撮影してみよう
写真を撮る上で逆光は外せない要素ですが、紅葉撮影でも同じです。
紅葉は逆光で見ると、葉が透けてとても美しく見えます。
順光で撮影するのもいいですが、その葉の透け感を狙って撮影してみましょう!
逆光で撮影する時のコツとしては、露出を上げすぎないことです。露出を上げすぎると葉の透け感が目立ちにくくなります。
周りは暗くなってしまっても構わないので、あくまでも葉の透け感をキレイに見せることに主題をおいて撮影するようにしましょう。
落ち葉も撮影してみる
桜の季節になると桜の花びらが絨毯のようになっている風景をよく見ますが、紅葉シーズンも同様に落ち葉の絨毯が広がります。
落ち葉の広がる場所を探して撮影してみましょう。
雨の日などは葉が落ちやすいので、雨の日やその翌日などに狙ってみるといいかもしれません。
雨の日に撮影する
雨が降ると写真を撮りに行くのが億劫になりますよね?でも雨の日こそ紅葉撮影のチャンスです!
紅葉に限らずですが、葉っぱは雨に濡れると色が深くなりキレイな色合いを出してくれます。
また葉についた水滴なども一緒に撮ることで、より一層自然の美しさを表現することができますよ。
土砂降りの中撮影しに行く必要はありませんが、小雨になった時や雨が止んだタイミングを見計らって撮影に出かけましょう!
雨の日の注意点
逆光ではなく順光で撮影する
ちなみに雨の場合は逆光よりも順光で撮影することをお勧めします。
雨の日には太陽光が弱いため、晴れの日のように葉の透け感がキレイに出ません。
これは写真の基本的な知識でもありますが、物の色は順光で撮影した時がもっともキレイに出ます。
雨の日のように光の美しさが表現できない場合には、紅葉の色をキレイに出すことに意識を向けて順光で撮影するようにしましょう。
ホワイトバランスの赤を強めに調整してみる
紅葉の黄色や赤をキレイに出すためにホワイトバランスを調整してみましょう。WB補正機能を使えば緑、青、赤、マゼンタなどそれぞれの色味に細かく調整することができます。
ちなみに、曇りや日陰モードに設定すると赤味がましますので、雨の日などには曇りモードなどに設定するとより紅葉を鮮やかに表現することができます。
(ホワイトバランスは状況によって多少変わるので、その時々で調整してみることをオススメします。)
寄り引きを交えて撮影する
これは少し上級者編の話になります。
写真というのは一枚絵で見せるのも写真ではありますが、組み合わせで見せるのも写真です。
植物の写真などはついつい花や葉っぱの寄りの写真を撮ってしまいがちです。
しかし寄りの写真だけですと、それがどんな場所でどんな状況で撮影された写真なのかが伝わりません。
そんな時に引き絵の写真を添えるだけで、どんな場所で撮影されたものなのかなどのストーリー性が生まれてきますし、よりアップの写真が引き立つようになります。
どんな写真でもそうなのですが、寄りの写真というのは一撃必殺的なもので、多用していると見ている人に胃もたれを起こさせます。
組み写真で見せる場合は引き絵の写真と寄りの写真のバランスをよく考えて撮影するようにしましょう。
主題と副題の組み合わせで撮影してみる
上の話と少し似通った話になりますが、紅葉を撮影する時に紅葉だけでなく、人や建物などと一緒に撮影してみましょう。
そうすると写真にストーリー性が出て、紅葉だけを撮影した写真よりも深みのある写真になります。
特に寺社やお城など和風なものは紅葉との相性が抜群です。
背景の色を考えて撮影する
紅葉を撮影する時には、背景の色も計算しながら撮影してみるのもテクニックの一つです。
例えば赤は緑系や青系の背景と組み合わせれば色のコントラストがキレイに表現できますし、黄色の場合は背景が黒であればより黄色がより際立つようになります。
C-PLフィルターを使って撮影する
C-PLフィルター(偏光フィルター)とは光の反射を抑えることができるレンズフィルターの一種です。
C-PLフィルターを使えば葉に当たった光の反射を抑えることができ、葉っぱ本来の色味をより鮮やかに表現することができます。
風景写真を撮る人はこのフィルターを使っていることが多いですので、今後風景の写真を頻繁に撮りそうだな〜と言う方はこれを機会に購入してみてもいいかもしれません。
Kenko PLフィルター ZX サーキュラーPL 77mm 高透過偏光膜採用 撥水・撥油コーティング フローティングフレームシステム 547724
参考:反射を防ぐだけじゃない!超使えるC-PLフィルターの特徴と使い方。
タイミングを見計らって紅葉を撮りに行こう!
いかがでしたでしょうか?上のテクニックを使ってみるだけでもかなり写真の見え方が変わってくると思います。
紅葉は桜とは逆で、北から南へと前線が向かっていきます。場所やその年の気候状況によっても変わりますが、大まかに北海道が10月中旬から始まり、関東が10月下旬、関西が11月中旬、九州が11月下旬あたりが見頃になってきます。
紅葉は自然のことですのでタイミングが難しくはありますが、シーズン中にはNHKのお天気コーナーなどでも毎日のように紅葉予報をやっていますので、そういった情報を参考にしながら撮影に出かけてみましょう!